公営企業委員会委員長として、下水の処理施設である北多摩一号水再生センターと南多摩水再生センターを地下で結ぶ連絡管完成式典に出席しました。この施設の完成により、多摩川を挟んで立地している2つの施設間において、下水や汚泥の相互融通が可能となり、震災時のバックアップ機能が確保されることになります。私も式典後に、地下に降りて連絡管の実物を視察しましたが、多摩川の下をくぐって実に3.3キロ。日本最長という長大な施設に驚くと共に、私たちの豊かな生活を支える下水道の処理機能が、24時間365日しっかりと機能することの重要性を改めて認識しました。
そうそう。汚れたものをきれいにするための施設だけでなく、私たちの口に入る飲み水についても大きな進展がありました。水道の蛇口をひねると「ジャー」っと流れ出る水。杉並区の皆さんが口にするのはすべて利根川の水です。その水が埼玉にある朝霞浄水場や三郷浄水場、板橋にある三園浄水場で飲み水へと処理されて、各地の給水所などを経て家庭に届きます。今月、三郷浄水場における水の高度浄水処理施設が完成して、これをもって利根川水系の水は高度浄水処理が100%達成されることとなりました。「高度浄水」って、聞かないコトバですよね。これは通常の浄水処理に加えて、オゾンや生物活性炭を利用した浄水処理のこと。嫌な臭いもなくなって、より安全で美味しくなった「東京水」を感じてみてください。
私たちの日常生活になくてはならない水道や下水道。とはいえ、地下に埋められたその構造を見ることはなかなかありません。そこでお知らせしたいのが、過日、私も行ってきました!お台場にある下水道局の新しい広報施設「虹の下水道館」!そこでは、普段、見ることのない家庭からの下水の流れが「見える化」されていたり、下水道管の再構築が実物大で見ることができたりと、下水の仕組みを分かりやすく知ることができて、とっても勉強になりました。向かいには水道局の「水の科学館」もあり、おいしい水ができるまでの流れが分かりやすく体感できますょ。皆さんもお台場にお越しの際は、ぜひお立ち寄り下さい(・v・)/