ここは…。
普段は経済港湾委員会の部屋ですが、選挙結果を受けて、各党は引っ越し。それに伴う間仕切り工事もあり、今は一時的に都議会自民党の控え室です。窓の外にはゴジラが!
がお~。
選挙が終わると、都議会では議長や副議長を選出する臨時会が開かれます。今回はそれに加え、豊洲市場への移転に必要な約55億円の補正予算が急きょ提案されたので、補正予算を審議する第二回臨時議会が開かれました。
豊洲移転に必要な追加工事や、業者の移転準備の経費に異論はありません。しかし、突如として知事から提案された築地の再開発については、この機会にしっかり検証する必要があります。
知事は「築地は守る・豊洲を活かす」とのスローガンを掲げ、築地市場の跡地を再開発するとおっしゃっています。しかし、具体的なプランは見えません。再開発となれば、土壌や文化財の調査など、跡地の整備に取りかかる前に、まず一定の期間を要するでしょう。支出の面では、再開発にかかる費用、維持費など総経費がいくらになるか分かりません。また収入の面でも、確実な収入が見込める売却に比べ、賃貸なら不確定要素が多くなるのは当然です。何年間にわたりどのくらいの賃料が見込めるのか、しっかりとした根拠を基にした数字が必要です。
都議会に送って頂き7年目。東京都が実施する事業の規模の大きさは、議会の責任の重さだと痛感しています。安易に「夢」や「ポテンシャル」だけを語り、採算性を置き去りにすれば、将来的に子や孫の世代に大きなツケを回すことになります。
だからこそ、今回の補正予算案の審議には、時間をかけ、関係者からの意見も聞きたいと求めています。でも、自民党は圧倒的に野党。なのでなかなか大変ですが、じりじりやっていきます。