厚生委員会で受動喫煙防止条例案について質疑しました。
受動喫煙対策については、二つの条例案があることをご存じですか?一つは東京都から、一つは議員提出の条例案です。
東京都から来年の議会に提出されるのは、公共の場における罰則つきの条例案です。現在質疑しているのは、子供の受動喫煙を防止するために、家庭などの私的な空間までを条例で規制するという、議員提出の条例案です。
子供の受動喫煙防止には、私は大賛成です。しかし、家庭内のことを条例で決めることには反対です。家庭内のことは、家族で話し合って決めるべきです。話し合いを通じて、家族のきずなは強まるでしょう。しかし条例で規制してしまえば、話し合いは生まれません。
児童虐待のように、子供の命がいま危険にさらされている。そのくらい深刻で緊急な状況ならいざしらず、通常は「法は家庭に入らず」との原則を守るべきです。
効果的で現実的な条例制定に向けて、これからも活発で丁寧な議論を心掛けます。